Kei Okano
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Past Exhibition

Opus: ―すべての、女性は、誰もが、みな、疲れている、そう、思う。― all the women. in me. are tired

January 25, 2020 - March 5, 2020

THE CLUBではアートギャラリーとしてアーティストや作品だけでなく、それらを取り巻くアートビジネスにおける次世代の“ひと”もサポートしていきたいと思っております。その一環として、毎年、海外の若手キュレーターを招待し活動をサポートするプロジェクト「Opus」を行っております。

この度「Opus」第二回目となる、“all the women. in me. are tired. “ -すべての、女性は、誰もが、みな、疲れている、そう、思う。―を開催いたします。世界で活躍するインディペンデントキュレーター、ジャスミン・ワヒをゲストに迎えた女性アーティストのグループ展です。

2019年に公開された、アカデミー賞ノミネート監督による映画「アートのお値段」に出演した、アメリカを代表する女性アーティスト、マリリン・ミンター。そして歌手のアリシア・キーズと彼女の夫スイス・ビーツもコレクションする、パキスタン出身若手女性アーティスト、ヒバ・シュバッツなど、世代を超えた8名の女性アーティストの作品を展示いたします。

インド系のルーツを持つジャスミン・ワヒとTHE CLUBマネージングディレクター山下有佳子は共に30代。それぞれ欧米のアート業界でキャリアをスタートさせました。ふたりは、共にアジア人のアイデンティティを持ちながら、欧米のアート業界で働く経験を通して、現代社会におけるセクシャリティーと肌の色によるカテゴライズに対して疑問を感じ共鳴し、今回の展覧会開催へと繋がりました。本展覧会を通して、女性としてどう生きるかという戦略と具体例を探求しています。

この世界で。それぞれの時代で。ちぐはぐで、太った、完全ではない身体を受け入れるために。暗さのうちに秘める美しさに気付くために。異性愛規範の強要なく、自立した人生を讃えるために。体毛の柔らかさ、またそれを無くすことも受け入れるために。この世界を自身とプライドを持って歩むために。輝きながら、月明かりの下で踊るために。 -ジャスミン・ワヒ



ジャスミン・ワヒ


キュレーター、アクティビスト、TED x講演者、さらには Project for Empty Spaceの設立者と様々な顔を持つジャスミン・ワヒの活動は、分野横断的なフェミニズムの視点を通じて、社会的言説に潜む複雑な二項対立の構造、多角的な文化的アイデンティティといった課題に取り組んでいる。 MFA (美術学修士)を取得したニューヨーク美術大学では物語性と著者性について学際的な視点からの研究を行った。Project for Empty Space を運 営し、インデ ィ ペンデント・キュレーターとして国際展を手掛ける傍ら、ワヒは School of Visual Arts の教授として教育に関わり、South Asian Women's Creative Collective (SAWCC) の役員も務めた。ワヒの作品は Wall Street Journal, Vogue, Hyperallergic, ARTNews など数多くのメディアに取り上げられている。現在は愛犬のモモと共にニューヨークのブルックリンを拠点としている。


展示作家

Andrea Chung, Chitra Ganesh, Hiba Schahbaz, Laurie Simmons, Marilyn Minter, Mequitta Ahuja, Natalie Frank, Zoe Buckman

Press Release

プレスに関するお問い合わせ先 篠原 info@theclub.tokyo