菅木志雄 断境 (湖周),1988 柳構,1998 野因耕路,1998 縁空-1,1985

Photo by Jun Koike
Photo by Jun Koike
Photo by Jun Koike
Photo by Jun Koike

Past Exhibition

放たれた縁在 Released Existence on Edges

May 12, 2018 - July 4, 2018

THE CLUBでは、もの派を代表するアーティスト菅木志雄の個展 「放たれた縁在」を開催いたします。
本展覧会では、1980年代から2016年にかけての菅の作品約20点を回顧展形式で展示致します。素材 「もの」を自在に操り、それらによって生み出される「空間」さえも作品としてみせる菅ですが、今回は「金属」の作品を中心に集め、アーティストの新たな側面をご紹介します。
幼少期から、自然を観察することに時間を費やしていたという菅は、木や石といった、ほとんど加工されていない自然に存在する素材を使って作品を制作しています。それに対して、今回の展示作品に用いられている銅やアルミニウムといった人間の手で作られた素材。 異なる「もの」と「もの」の間に生まれる関係、そしてそれを展示する「空間」と「もの」との相互性。菅は、自身の作品について「人間」も「もの」も同価値ということを提示していると述べています。
「自然」に存在する素材と、「人間」によって作られた素材、このふたつの「もの」が織りなす、荒々しくも、静かな空間をどうぞお楽しみください。

同時期開催
菅 木志雄新作展「広げられた自空」 小山登美夫ギャラリー 2018年5月25日(金)-6月30日(土) 日月祝休 11:00-19:00

菅 木志雄 写真と映像 8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery 2018年5月30日(水)-2018年6月25日(月) 11:00-20:00

菅 木志雄ウェブサイト

展示作家

菅木志雄 (1944年~)

岩手県盛岡市に生まれ、現在は静岡県伊東市にスタジオを構え活動しています。多摩美術大学絵画科を卒業した1968年以降、「もの派」グループの中心メンバーとして国内での活躍はもちろん、1978年のヴェネチア・ビエンナーレ、ポンピドゥー・センターやグッゲンハイム美術館等での戦後前衛美術に関する展覧会への出展、さらに2000年以降はスコットランド国立近代美術館やニューヨークのDia: Chelseaなど、欧米の美術館で連続して展覧会を開催してきました。2017年に開催された第57回ベネチアビエンナーレ国際展では「VIVA ARTE VIVA」の出展作家として選出されており、その作品は、東京都現代美術館をはじめとする国内の美術館はもちろん、テート・モダン、ダラス美術館、ポンピドゥー・センター、M+など世界中の美術館に所蔵されています。

Press Release

プレスに関するお問い合わせ先 afumi inc. 齋藤/上野/大野 yoshie.ueno@afumi.co.jp