この度THE CLUBは、パリを拠点に活動するフランス系ブラジル人作家のアーティストデュオ、デタニコレインの個展、「Between Yesterday and Tomorrow」を開催いたします。
彼らは言語学者とタイポグラフィックデザイナーでもあります。彼らは2007年に、第52回ヴェネチアビエンナーレでブラジル館を担当。今年の10月より、彼らの作品“Vermeer to Veronese”が、ルーブル美術館の別館である、ルーブル・ランスに新しくできた修復センターに収蔵、展示されています。
―太平洋の中心には一本の線が引かれている。それは時間を昨日と明日へと分かつ線だ。
この線は自然ではなく文化が生み出したものだ。
その線は直行ではなく屈曲している。様々な島や領土を収めようとしてその線は右往左往している。
それは時間を別々の日付へと分かつが、その両側では同じ時間が共有されている。
この線をまたいで、昨日が明日に、明日が昨日に転じるのだ。― デタニコレイン