この度、THE CLUBは、岡山を拠点に活動する山下紘加の個展、「コスモスは思い出した」を開催いたします。
18歳で単身アメリカに渡り、現地の学校を卒業後、NYを拠点に活動。 2019年に帰国し、今回待望の個展開催となります。日常に垣間見える景色や感情をすくい上げ、西洋画と日本画の技術を織り交ぜながらキャンバスに描き出された作品をご紹介します。
「私たち人間は、気の遠くなるほど長い時間をかけて進化と多様性を繰り返してきた生命体の一部です。生きものとしての自由で自然な姿、愛や生活のシーンを描いていくことは、命に優劣をつけたり、人を”リソース”として語る現代に対する私のプロテストです。
今回の作品は、10年ぶりに日本に居を構え、四季をひとまわりしてこの土地で見た景色から思い起こされたことを描きました。 これまでより空間の奥行きが強調されたもの、色や空間の重なりが増えたとおもいます。風景と同化するような人物や、視界の移り変わりを描くことによって、 自分と外部、過去と未来、離れた空間同士が、交わっている瞬間が感じられます。(抜粋)」-山下紘加